おでんとうどんの夢のコラボ(福島美味礼賛)
福島市内で出会った衝撃のおでんをご紹介します。
駅から七、八分くらい歩くと昭和の佇まいのおでんやが見えてくる。屋号は「たこ寅」。古い木の看板、暖簾、赤ちょうちん。店構えからして期待が高まる。
「ごめんください」と引き戸を開け店内へ。カウンターとお座敷。ごくフツーの居酒屋といったカンジ。テレビではバレーボールの中継やってて、なぜかジャズが流れている。カウンターの中にはデッカイおでん鍋。そして、一升瓶がたくさん並んでいる。サスガ酒処ふくしま。
ビール(サッポロ黒ラベル瓶)で乾杯し、おでんをあれこれ注文。大根、こんにゃく、昆布、しらたき、ちくわぶ、餃子巻きや笹かまぼこなんてネタもある。鰹と昆布(特に昆布)の出汁がよくしみている。関西のおでんに近いかも。
お酒もすすむ。末廣や飛露喜といったオキニイリの銘柄を味わう。やっぱり地元のお酒がいちばん合う。
いよいよ本日のメインを注文。そのおでんネタは「きつねうどん」!少し大きめの油揚げにうどんが詰まっているらしいのだ。おでんとうどんの夢のコラボである。
待つこと数分(注文がきてから鍋に入れる)、目の前に出された「きつねうどん」とやらはこんなカンジ。
この油揚げをご開帳すると…
中からうどんちゃんが!
小口切りのネギとあおさがアクセント。おでんだしとうどんが調和した一品。カラダが温まり、幸福な気分が味わえる。
尋ねると、ご主人(三代目)が大阪のうどんやおでんをヒントに考えたとのこと。研究熱心なご主人である。
大阪の「八尾蒲鉾店」に続き、またまた旅先での良き店との邂逅であった。
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