「逆お持ち帰り」
みなさま、連休いかがお過ごしですか?毎度、お目汚しの月末オトナニッキです。
「お持ち帰り」などという言葉がございます。お酒の席でオンナを口説き、ホテル(もしくは自宅)へ連れて行っちゃうオトコの行為をそう呼びます。ここでは、あくまでもお互いのコンセンサスに基づいた「お持ち帰り」とします。
かくいうべるも、「お持ち帰り」ミッションを実行に移したことがございます。オンナがオトコをテイクアウトするのは「逆お持ち帰り」とでも言うのでしょうか?もう時効だと思うので、その話なんぞ。
どのよーにして「逆お持ち帰り」に至ったかと申し上げますと、まずは、デートするわけです。当時年下のカワイイオトコノコとデートするのがスキでした。(今もスキです)そして、お酒を飲むと100%の確率で相手のほうが先に酔っちゃうのです。仕方ありません。
どんなにカワイイオトコノコでも、ある程度酔っぱらうとどこぞのアイドル同様、どーゆーわけかちんこを出したがるんですね。これも仕方ありません。
出されたちんこは正々堂々と受け入れるのが礼節。「じゃあ、どっか行く?」とホテルに引率してあげる気配りも大切です。旅は道連れ、エロは情け。
とまあ、よーするに、お互いの性欲が制御できない臨界事故なのであります。誰が何と言おうと、仕方ありません。
ところで、べるは誘われる側よりも誘う側のほうがラクちんです。
「じぶんはエロイだめにんげん」と公言したよーなものですから、今更恥ずかしがってみたり、カッコつけて出し惜しみしみたり、余計なことをする必要はありません。お部屋に着くなり、やりたいことを本能の赴くままにやるだけであります。とは言うものの、相手はゲンキいっぱいなちんこの持ち主。じぶんが「逆お持ち帰り」されたなんてこれっぽっちも気が付いていません。むしろじぶんの手柄だと勘違いし、果敢にむしゃぶりついてくる有様です。まあ、これも言うまでもなく仕方ありません。
さて、「逆お持ち帰り」の結末ですが、もともと恋愛感情から発展したカンケイではないので、一般的にはその場限りでバイバイとなることがほとんどでしょう。その方がお互いのためでもあります。翌朝になって、「何やってんだじぶん」って気分に襲われますから。
ところが、例外的に前述のカワイイオトコノコ(当時22歳)とはその後も数回デートしてしまいました。
二度目のデートの後バイバイしようとしたら、手をつないでずんずんトンチンカンな方向へ歩き始めたのです。ほええ?
「なーるほど、今度はじぶんがイニシアチブを握りたいんだな」と気がつきました。でも、ここ銀座なんだよねー。どうするんだ?様子を見ながら、好きなようにさせてみましょうか。
しばらくの間二人はあてもなく周囲をぐるぐる歩き、有楽町駅の吉野家前に到着。行き止まりです。そのコは困り果てた表情でこちらを見るのでした。どーやらべるが助け船を出すのを待っている模様です。やれやれ。
「仕方ないなー、んもう」とかなんとか言いながら、結局山手線で五反田のホテルまで引率し、ゲンキなちんこのお相手をしましたとさ。
・・・・・
あれから時は流れましたが、「世の中の大半は仕方ないことで成り立っている」という教訓だけが残りました。
最近のコメント