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続・DQNファミリー観察日記 

引き続き彼らを観察してみた。

DQNファミリーは個性を尊重する。

学校や公共のルールなどというセコイことに縛られて大切な個性が蝕まれるようなことがあってはならない、という確固たる信念が彼らの根底にある。そして、その崇高な精神はやがて、「自分らしく生きてほしい」という親から子への熱いメッセージとなる。具体的には「誰にも読めないダヴィンチコード級の名前」であったり「誰にも真似できない襟足ロン毛スタイル」であったり「誰になんと言われようと給食費は払わないという教育姿勢」であったりする。彼らの個性はスケールが違う。

DQNファミリーは動物好き。

彼らの動物好きも有名である。その証が、彼らの好んで着用する犬柄のジャージである。カラー展開は黒・白・赤。キングサイズのハートとボディを優しく包んでくれる。足元に目をやると、ピンク色の健康サンダルにキティちゃんがにっこり微笑んでいる。犬と猫というバランスの良さに驚かされる。一方車の中には、ゲーセンで手に入れた愛くるしい動物たちの姿が多く見られる。黄色い熊やリラックス感漂う熊である。もちろん舞浜のテーマパークに遠征した折は、ネズミのグッズを家族ぐるみで身にまとう。

DQNファミリーは地球にやさしい。

上記のように、一年を通して通気の良いジャージとサンダルいう、究極のクール&ウォームビズファッションである。地球にやさしいのは言うまでもない。試算によると、非DQNファッションに比べて年間20%ものCO2排出量削減に寄与しているから大したものだ。その分、容赦なく大量喫煙するし、近所のコンビニにも車で行くため結局プラマイゼロになるが、それを気にしてはいけない。エコロジーに大切なのは、一人ひとりの意識と、少しずつ出来るところからの実践なのだ。

DQNファミリーはモバイルライフをエンジョイする。

DQNファミリーはケータイを常にいじっている。スーパーの列に並んでいる時も、赤ん坊が泣いている時も、ガストでハンバーグ食べている時も、歩きタバコしている時も、授業参観の時も、モバイル精神を忘れることはない。また、彼らはマナーモードなどというチキンな手は使わない。どんな場面でも、大音量で着メロを披露する。選曲のセンスも抜群で、鳴った途端にその所有者がDQNであることが分かるのも特徴だ。そして、「何ソレ?まじ、ヤバクね?」といった具合に大声で喋リ始めるのである。

DQNファミリーは買い物上手。

スーパーで買い物する際は必ずショッピングカートを使用する。カートの種類がいくつかある場合は最も大きいサイズを選び、そのカートの中に商品と一緒にチビッコを入れておくのがDQNスタイル。小学生ぐらいになると、そのカートを奇声を発しながら自由気ままに押す権利が与えられる。少々危なっかしいが、無邪気で愛くるしい子どもたちの仕業なので憎めない。そのころ母親はケータイをいじっているか、近所のDQN仲間とお喋りに花を咲かせているので心配には及ばない。また、DQNのチビッコはいつも空腹であるため、会計を済ませていないお菓子も平気で食べてしまう。これもまた個性の一環であるから大目にみようではないか。

DQNファミリーは新型インフルエンザも怖くない。

休校になると、DQN高校生たちは大喜びで繁華街のゲーセンやカラオケボックスに繰り出す。DQN親はそれを止めようとはしない。なぜなら、子どもの意志を尊重することが教育の根幹であり、新型インフルエンザなど恐れるに足らないからである。99人が感染発症しても、わが子だけは大丈夫という科学的な根拠を持っているからだ。同じような論理を用いて、彼らの多くは性交時に避妊を行わない。99人が妊娠しても、じぶんだけは大丈夫という科学的な根拠を持っているからだ。しかしながら、残念なことに彼らの精子と卵子の魂の求心力は思いのほか強く、十代にして「デキちゃった」をやらかす羽目になる。

こうやって、DQNファミリーは再生産されるのである。

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コメント

大阪神戸は中学高校が今週いっぱい休み
なんですが、今日あたり、DQNファミリーは大挙してUSJに行ってるようです。
USJに行った友人がメールで教えてくれました。「中高生が多い!」

どうやら来週はパンデミックですわ。

投稿: 江草乗 | 2009年5月19日 (火) 18時55分

べる姫、DQN考察の本が出せますよ。
あまりにお見事で、私ごときのDQN考など
チンコ同様まだ赤子同然だと再認識させられます。
出版社紹介しましょうか?
江草先生こんばんは。

投稿: クリリン | 2009年5月20日 (水) 01時53分

エグザイルセンセイ

山崎蒸留所を含むサントリーの全工場の見学が休止になりました。
今宵もべるはモルト消毒です。

投稿: 丸の内べる | 2009年5月21日 (木) 17時25分

クリリン氏

ちんこが赤子とはホントでしょうか?
暴れん棒ではないということでしょうか?
出版社とはフランス書院でしょうか?

投稿: 丸の内べる | 2009年5月21日 (木) 17時27分

山崎蒸留所には一度行ったことがありますが
私は運転主役で、試飲している集団を
横目にしつつ、「今度は電車で来るぞ!」と思ったものです。

クリリンさん、赤子とは異な事を
「暴れん棒将軍」と訂正致しましょう。

投稿: 江草乗 | 2009年5月22日 (金) 08時55分

エグザイルセンセイ

山崎に限らず、サントリーの社員はすべからく美人です。
ユニフォームがムラサキでカッコイイんですよ。

投稿: 丸の内べる | 2009年5月22日 (金) 21時55分

みなさん僕のティンコを気遣ってくださり
光栄の極みです。
心なしか彼にも元気がよみがえったようです。

投稿: クリリン | 2009年5月23日 (土) 02時51分

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