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爺婆的団体行動バスツアー

先週、一泊二日で甲府善光寺〜蓼科温泉〜長野善光寺と観光してきました。ステキな殿方とのアバンチュール(死語)でもなければ、オンナひとりのセンチメンタルジャーニー(死語)でもありません。お寺の檀家爺婆と一緒の団体行動バスツアーです。

平均年齢70歳ってとこでしょうか。中には80歳を越えた方もいます。み仏パワーなのか、ゲンキいっぱい熱気むんむんの爺婆でした。

爺婆の最大の特徴は、ケータイを決してマナーモードなどにしないことです。車中のあちこちで着信音が鳴り、めいめい勝手に喋っています。「ほら○○さん、デンワ鳴ってるわよ!」と声を掛けるステキおせっかい婆もいますし、「町内会の世話人が○○○なんて言いやがるんだ」と通話内容を周りの人にお披露目する爺もいます。みんなとってもオープンマインド!サイレントモードでこそこそメールしているじぶんがチキンに思えてきます。

ところで、通路挟んで隣に座ってたジジイ(さいしょはオジサマだと思ってたけど、すぐに評価がジジイに成り下がった)の時空を超えたナンパ行為にめまいがしました。どこかの飲み屋とカン違いしているのか、べるのことを「ママ」と呼んでみたり、「ほしいものがあれば何でも買ってあげる」などと魔法のお財布作戦を展開してみたり、挙句の果ては聞きたくもない「自称ジゴロ(死語)の恋愛遍歴」を太宰治風味に語りだしてみたり…。

あまりのうっとうしさに幹事の住職さんに泣きついたら、「あ、ごめん、丸の内さんなら対応できると思って」って。キャバ嬢ぢゃないつーの。仕方ないので、日本酒を三合ぐらい飲ませて撃沈しときました。こんにゃろ。

・・・・・

宿泊先は、蓼科グランドホテル滝の湯とかいうデッカイ温泉。お部屋について、お風呂入って、浴衣に着替えて、いよいよ宴会です。

悲しいことにビールがスーパードライでしたが、文句は言えません。お約束の「キミいくつ?」「どこからきたの?」「シゴトは?」といった爺連中の集中砲火を被弾しつつも、テキトーに宴は進行しました。この爺連中の情報共有手段「クチコミ」の威力はすさまじものがあります。住職さんしか知らない情報を、「聞くところによると~」とほとんど全員が知っていたのです。知っててさらにアレコレ詮索するパワーがすごい!

住職さんに「なんでみんなに話したのか?」と詰め寄ると、「え?話したのは一人だけど。それも、あんまりシツコク聞かれるからさ」とのお答え。むぅー、モノの数十分でパンデミックだったようであります。

カラオケが始まりました。

リクエストを受けて、本で曲の番号を探し、リモコン入力操作するのは仲居さんのシゴトです。ところが、この仲居さん、ひとりは60過ぎで目が悪く、曲の番号を探すのに時間が相当かかります。もうひとりは20代と若いのですが、日本語の読めないアジアン娘です。あうあう。

必然的に、べるがカラオケ行政担当を引き受ける羽目になりました。演歌、軍歌、デュエット歌謡曲、なんでもござれです。気がつけば、宴会の後半はずっとリモコン操作していましたとさ。なんでこーなっちゃうの? 

画像は、善光寺仲見世の土産物店に売ってた手ぬぐいです。

200906261124000

「偽らず真心 頼らず努力」の横にちゃっかり「世渡りの道」があるあたりが、お釈迦様の懐の深さであります。

(つづく)

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