« 寝ようぜ | トップページ | ジミィング(地味なスティング) »

「お金学」

ある日、中2生徒の母親からこんな話を聞いた。

「娘がジャニーズの○○○のファンで、小学生の頃からコンサートのチケットやCDを買ってあげている。最初のころは娘が喜ぶ様子を見て満足していたが、徐々に疑問を感じるようになった。一度の公演を見るために複数回の申込をするのだが、すべて前金で振込。抽選に外れても手数料は自己負担。CD特典も数種類あるので、同じものを何枚も買う羽目に。こんなのはムダだからやめようと娘に言っても、今まで買ってもらえたのになぜ?と反論されると…。娘がアイドルに夢中になるのは構わないが、それにつけ込んで無意味にお金をむしりとられているみたいで」

ウワサには聞いていたが、なんちゅー商法。てゆか、お母さんしっかりしてくださいよお!むしりとられているみたい、じゃなくてとられてますて。

アルバイトが禁止されている本校に通う、比較的裕福なフツーの家庭である。母親は、娘に何かを買い与えることで親子の関係を良好にしようと考えているふしもある。買ってもらえるから、娘も真面目に学校に通い勉強する。それのどこが問題なのか?と問われても曖昧な返答しかできない。

この母親はさほど深刻な様子ではなく、「ちょっと困ってるんですよ」と笑っていた。アイドルへの熱が冷めてくれたらいいのだけど、ますますのめり込んでいるらしい。お金を巡る親子のあり方、じつはとても大事な問題だと思う。

世の中には「お金」の話をすると怪訝な顔をする人種がいる。「人間の価値はお金じゃない!」と声高に叫び、「お金で買えないものがある」などと信念を押しつける。それはそれでケッコウなことだ。

しかし、「お金」のもつ意味とその使い方を適切に子どもに教える学問は必要である。なぜなら「お金学」は社会学だから。

給食費を支払わない親たちは、「お金学」を学ばずにオトナになってしまったのだ。

|

« 寝ようぜ | トップページ | ジミィング(地味なスティング) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。