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「モンスター」な親たち

この稼業に身を置いていると、いわゆる「モンスター」な親たちを目の当たりにする機会が多い。今日はそんなお話。

当然のことながら、「モンスター」な親たちは、中高よりも幼稚園や小学校に出現することが圧倒的に多い。その時期が、子どもが親たちの純粋な「持ち物」であるからだ。「持ち物」どころか「アクセサリ」扱いの親だっている。大げさでも何でもない。

丸の内がここ数年で体験した実例を紹介してみよう。

・ 運動会にクレーム

幼稚園や小学校の運動会や発表会等は保護者の参加に配慮して、土曜日に開催することがほとんどである。中には、「あくまで子ども優先」と平日に開催する学校もあるが、ごく一部に過ぎない。幼稚園や小学校低学年にとって、運動会や発表会のビデオ撮影が最優先事項になってしまったのは、一体いつ頃からなんだろう。

それはともかく、土曜日に開催するというプリントを配付すると、「ウチは土日もシゴトなのになぜ開催するのか?○曜日に変更しろ」とデンワしてくる親がいる。○曜日とは、じぶんが休みの日である。丁重に説明しお断りしても、不満をたらたらとぶちまける。

あいにく土曜日が悪天候となり、翌日(日曜日)に順延になると、「運動会のために土曜日は貴重な有給をとった、どうしてくれる」とか「土曜は休みだが日曜はシゴトだ、多少天気が悪くても開催しろ」とか「子どもたちの楽しみにしていた運動会を天気ぐらいで延期するとは何事だ、責任者を出せ」とか。どーやったらそんな思考回路になるのか、脳みそカチ割ってみたくなる親が続出する。

事前に「当日悪天候の場合は、朝の7時にクラスのデンワ連絡網でお知らせします」と通知してあるのに、いざデンワすると理由は分からないがデンワが繋がらないウチというのも必ず存在する。また、不思議なことに、「本日の運動会は悪天候のため明日に順延となります」と発信したのに、途中から「本日の運動会は悪天候のため中止、開催日は改めて連絡します」という内容に改ざんされることもままある。改ざん連絡網を聞いた親たちの中には、翌日になっても子どもを登校(登園)させず、こちらからデンワすると、「え?今日やるんですか?これから出掛けるつもりだったのに」と返答したキティちゃんもいる。(事前に配付したプリントにも雨天順延と明記してあるのにだ)

運動会の競技にだってイチャモンつける。

徒競走やると、「どうして子どもたちに順位をつけて争いをさせるのか」とホンキで抗議してくる親が少なからずいるのは有名だ。そいつらの先祖は旧ソ連のソフホーズで働いていたんだろうか?「オマエら、年末の有馬記念で馬券当てても、ぜーったい換金するなよ!」と説教のひとつもしたくなる。

・ 託児所じゃない

幼稚園に多いのだが、託児所と勘違いしている親がじつに多い。

子どもが幼稚園に行っている間、テニスしたりショッピングしたりランチしたり(書き連ねると虫唾が走る)するのは勝手だが、託児所じゃねーんだよ。降園時間になったらちゃんと迎えに来いつーの。

「すみません、今、○○ちゃんママと△△ちゃんママと一緒なんですけど渋滞してて…、30分ぐらい遅れるんでよろしくお願いします」って、デンワすりゃいいつーもんじゃねえんだよ。ヒドイのになると、「今日は迎えに行けないので、○○ちゃんママに預けて帰らせてください」って、完全に子どもは「持ち物」だな。託児所どころか、一時荷物預かり所だ。

旅行するといって1週間近く子どもを休ませ、お土産をクラスに配るのもヤメレ。今日はじぶん(母親)が体調悪いからといって、しょっちゅう幼稚園休ませるのもいい加減にしろ。お弁当にミスタードーナツ(買ってきたまんま)を持たせていいと思ってんのか。夫が医者だろーと、どっかの取締役だろーと、メルセデスを正門に横付けして迎えに来るのもメイワクだ。

・ 子どもの健康は?

皆勤賞をもらいたいからといって、38度の熱があるのに登園させる親がいた。気は確かか?

真っ赤な顔をしてフーフー言ってる子どもはただ黙っている。この子は、親の虚栄心を満たすための「アクセサリ」に過ぎないのだ。不幸だ。

一刻も早く帰宅するなり、医者に連れていくなりするよう諭すと(諭してる場合か)、「じゃあ、このシール帳に今日の登園シールを貼ってください、ちゃんと登園したことにカウントしてくださいね」と言い残して去る。幼稚園の滞在時間わずか10分。見事な皆勤賞だ。

・ 合否に異議あり

私学の幼稚園は入園試験を行うところも多い。わが校もそうだ。子どもの集団観察と親の面接を実施している。

試験を行う以上、不合格者が出るのはアタリマエだと思うのだが、そう思わない親もちゃんといる。わが子が不合格になって落胆し動揺するのは仕方ないとしても、その怒りの矛先をコッチに向けてくる。

「どうして不合格なのか説明しろ」「お隣の○○ちゃんは合格して、ウチが不合格なのはおかしい」「責任をとれ」「なんとか合格ということにしてくれ」「オタクの悪評をばらまいてやる」

こんなことを言い出し、しつこくデンワしてくるのだ。不合格にして正解である。入園したら、もっと不当な要求をしてくることぐらい目に見えている。毅然とした態度でシャットアウトするのがよろしい。

・・・・・

紹介したのはほんの一部。公立の小学校はもっとヒドイだろう。直接体験したわけではないが、教員仲間で伝説になっている話も多々あるので、別途紹介しようと思う。

「モンスター」な親たちは、「個性の尊重」だとか「家庭の方針」だとか、独自の思考回路が生み出した魔法の言葉を駆使して暴走する。彼らが暴走しているとき、子どもたちは一様に無表情なのが印象的だ。すでに、「持ち物」あるいは「アクセサリ」としての役割を演じているのだろうか。

不幸だ。

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コメント

クリリンです。
クソソソともいいます。

リアルで凄まじいですな。我がことのようにムカッ腹が立って参ります。
モンスターどものクレームを犯罪として検挙できるようにならんもんですかね。
自分が安全圏にいるからこそつけあがるのだと思います。

投稿: クリリン | 2009年8月29日 (土) 03時00分

顧問

モンハンもこーゆーの狩ってホシイ
経験値低そうだけど…

投稿: 丸の内べる | 2009年8月29日 (土) 21時49分

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