居酒屋カップルの会話分析による自分語り品質評価
関係当局と酒飲むと、決まってせいりが始まる丸の内です。ナプキン買いに行こ。
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少々前のことだが、都内某所飲食店にて。
L字型カウンター席の斜向かいにカップルがいた。男性はまぁまぁだったが、女性の方はスンゲーカワイイ。女優のだれだっけかに似ている。うーんと、綾瀬はるかだ。
丸の内の連れも同じことを考えてたらしく、突然、綾瀬はるかの話を始めた。普段タレントの話なんてしないヒトなのに、よほど美人が気になったのであろうか。可笑しかったけど、当該のカップルに聞こえてはいけないので、その件に関しては不問とした。
男性の方は、綾瀬はるかを目の前にして完全に舞いあがっている。白ワインをガブガブ飲んで、目の前の料理に手もつけず、何やら熱く熱く語っているのだ。どんどん声が大きくなり、身振り手振りも混じり、明らかにヒートアップしている。漏れ聞こえてくる話の内容は、「オレの料理の腕がいいワケ」「オレがロックをスキになったワケ」「休日のオレの過ごし方」等々の、いわば「オレってこんなオトコなのさ☆総集編」であった。ザ・自分語り。
残念なことに綾瀬はるかの方はそのカワイイ顔を若干引きつらせている。時々相槌を打つそぶりを見せるものの、男性に対するマイナスイメージが徐々に増幅してるのが手にとるように分かるのだ。トホホなカンジ。
オトコもオンナも自分語りってビミョーなんだよなあ。
ちうか、ナニ観察してんだよ。
しかし、それは連れも同じだったようである。丸の内そっちのけで綾瀬はるかたちの方をじっと眺めているではないか。をいをい、バレないようにウオッチしろよな。お会計を済ませて店を出るやいなや、「ねー、隣のカップル面白かったねー!」だとさ。うーん、旧交を温めるつもりの食事が、カップル見学会と化してしまったではないか。楽しかったからいいか。
アクシュミだと分かってはいるが、酒飲みながら隣のカップルを観察するのってじつに楽しい。どんな肴もコレには勝るまい。この際、こーゆー専門研究分野を立ち上げてはどうだろう。何なら論文書きまっせー!題して「居酒屋カップルの会話分析による自分語り品質評価」。
こんなコトばかり考えているから、ダメにんげんなのか?オノレに猛省を促したい。寝る。
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