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「水戸黄門に見る近世流通経済テクノロジー」

夕方やってる「水戸黄門」の再放送をウッカリ観てしまった。

TVつけたら「たまたま」やってて、最初のうちはほかのコトしながら眺める程度だったのが、最後は正座して真剣に鑑賞してた。なにやってんだ。

冒頭でちょいとワケありの若い男女。娘のほうが与太者に絡まれるが、「たまたま」通りかかった黄門様御一行に助けられる。

助けたもらったお礼に娘の自宅に招待。そこは「たまたま」有名旅館であった。父親(店主)の後妻は「たまたま」元女中で、そのことを娘はよく思っていない。娘は一芝居打ち、父と後妻を別れさせようとする。

狂言の誘拐を装った娘の隠れ家に、「たまたま」悪いヤツが通りかかる。その悪いヤツは「たまたま」冒頭のチンピラ連中と繋がりがあり、娘は本当に誘拐されてしまう。

ジサクジエーンとも知らずに娘の身を案じ、後妻が水垢離(みずごり)をやってる最中、「たまたま」風車の矢七が通りかかる。そのタイミングで後妻は「たまたま」気絶し、矢七が自宅に送り届けることになる。

そのころ、「たまたま」娘の行方を捜すために、ライバル店の偵察に行くことが決まる。「こんな時、矢七がいれば…」と黄門様がつぶやいたタイミングで「たまたま」矢七到着。これだけでも神展開ちうのに、黄門様を中心に作戦会議(娘奪回)してるまさにその現場に「たまたま」矢文が!矢文て、もう。

このあたりで、丸の内の脳内アドレナリンは最高潮に達する。

誘拐

偵察

矢文

とくりゃ~、お次は

乱闘

解決

印籠

であるはずなのに、予想外の結末が丸の内を襲った。なんと今回は印籠を出さずに、娘の祝言の日に一行は姿を消したのである。座敷には御老公の餞の和歌が残されていた。「梅里」という水戸黄門の雅号を「たまたま」知っていた店主と後妻と娘は、「あのお方は水戸の御老公様だったのか…」とひれ伏して、ジ・エンド。

どこからツッコんでいいのか分からない。右も左も痛快無比な「たまたま」のオンパレードなのに見事な着地。これぞエンタメのお手本である。ココロから拍手。

で、ふと思いだしたコトが。学生時代、近世史の演習で、「水戸黄門に見る近世流通経済テクノロジー」というお題でやろうとしてたら、院生連中にダメ出しされたんだよなあ。

今でも、ナニがいけなかったのか分からない。

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